又長商店

又長商店の外観、紫ののれんが特徴的

又長商店の昔話

倉敷美観地区のやや外れの東町という場所に築100年を超える古民家があります。昔、その所有者の井木家が「又長商店」という酒屋を営んでおり、町の酒屋として地域の方々に愛されていました。

開店当初の又長商店

しかし、多くの場所でそうであったように、町の酒屋は次々と姿を消していきます。そんな寂しい雰囲気の中、又長商店はひっそりと営業を続けていました。

そして時流には逆らえず、又長商店も店をたたむ時が訪れてしまいました。

又長商店のいま、
そして未来

又長商店の営業は終了しましたが、いまは地域の催しなどがあるときに元酒屋ということを生かし、現在の井木家当主がお酒の販売や角打ちなどを行い、ここは地域の方々の憩いの場として愛されています。

のきしたバル開催時の又長商店の様子1
のきしたバル開催時の又長商店の様子2
のきしたバル開催時の又長商店の様子3
のきしたバル開催時の又長商店の様子4

また現当主の意向で、イベントのないときは、この倉敷に足場を築きたい、挑戦したいという思いがある人に対してテナント貸しをすることで、地域に活力を与えています。

この風情ある建物は、確かにいまも倉敷美観地区に息づいています。

又長商店の佇まい